休職中、何をしたらいいのか正直よく分かっていませんでした。
休んでいるのだから、復帰に向けて何かスキルアップをしたほうがいいのではないか。
何もしないで時間を過ごすのはよくないのではないか。
そんな罪悪感のようなものがありました。
でも今振り返ると、あの時期に支えになっていたものと、逆にあまり触れないほうがよかったものがあったように思います。
目次
やってよかったことは、少し気持ちが動くものだった
休職中にやってよかったことを並べてみると、どれも「復職に向けたもの」ではありませんでした。
少しだけ気持ちが残っていたものを掘り起こしていく作業だった気がします。
コーヒーライフを見つめ直したこと。
お菓子を作ったこと。
見たかったアニメやドラマ、映画を見たこと。
小説を読んだこと。
回復するためにこれをやろう、と考えていたわけではありません。
仕事から離れ、また興味が戻ってきたものを少しずつ始めました。
コーヒーやお菓子作りは、手を動かすきっかけになった
特にコーヒーまわりは、気持ちが回復に向かうきっかけになりました。
コーヒー豆の定期便を頼む。
豆を取り寄せて焙煎する。
エスプレッソを淹れる。
ラテアートをやってみる。
これらは、自然とリラックスができる時間になっていました。
お菓子作りも似ていたと思います。
スムーズに作業ができない日もあったし、毎回きれいにできたわけでもありません。
それでも、出来上がったときの達成感がありました。
当時の自分に必要だったのは、何かを大きく変えることではなく、そういう小さな成功体験を積み上げることだったのかもしれません。
ゆっくりした旅行は、気分転換になってよかった
旅行もよかったことの一つでした。
特によかったのは、ホテルでゆっくり過ごすような旅行です。
どこかをたくさん回るより、少し場所を変えて落ち着いて過ごすほうが、自分には合っていました。
休職中は、ずっと家にいると気持ちがよどむ日がある一方で、外で何かを詰め込むとそれはそれで疲れてしまいました。
その中で、ホテルステイのようなゆっくりした過ごし方は、ちょうどよかったのだと思います。
休職中という罪悪感もありましたが、回復にも繋がりました。
家事をやってみて、見えてきたこともあった
家事をやってみたことも、よかったと思っています。
それまでは家のことを妻にかなり任せてしまっていたのだと思います。
休職して、自分でも家のことをやるようになって、大変さが分かりました。
料理や掃除が思ったように進まない日もありました。
それでも、自分でできることが少しずつ増えてよかったと思います。
回復している実感とは少し違いますが、生活の中で自分がやれる範囲が増えていく感じはありました。
日記と食生活の見直しも、意外とよかった
日記をつけたことも、やってよかったことの一つです。
最初は続かないかもしれないと思っていました。
でも意外と毎日続いて、達成感もありました。
毎日正確に振り返るというより、その日の状態を少しだけ記録する。
それだけでも、自分が何もしていないわけではないことを確認する助けになっていた気がします。
食生活を見直したことも同じです。
これも妻に任せきりでしたが、自分でも食べるものを意識することは、大事でした。
逆に、見ないほうがよかったものもあった
一方で、あまり触れないほうがよかったものもありました。
まずは、株価を見ることです。
お金のやりくりを考えることや、FIREのことを考えることも良くなかったと思います。
もともと投資や将来のお金のことを考えるのは嫌いではありませんでした。
でも休職中の自分には、不安の材料になりやすかったのだと思います。
今いくらあればいいのか。
いつ辞められるのか。
どう立て直せばいいのか。
そういうことを考え始めると、気持ちが重くなっていきました。
SNSを見る、キャリアについて考えることも、負担が大きかった
SNSを見ることも、あまりよくなかったです。
誰かの元気そうな生活や、仕事、勉強、投資の話を見ると、それだけで気持ちが削られました。
自分が止まっているように見え、不安感が強くなるような感覚です。
仕事のことを心配したり、将来のキャリアについて考えたりするのも良くなかったと思います。
資格の勉強や自己啓発本を読むことも、私には合いませんでした。
何かを前に進めた方が良いのではないかと思いましたが、将来を詰めて考えることが、自分を追い込んでいました。
予定を詰める旅行や、転職活動も合わなかった
旅行も、何でもよかったわけではありませんでした。
予定を詰め込んであちこち行くような旅行は、良くなかったかもしれません。
特に休職初期に、知らない場所へ行ったときは、頭がフリーズしてしまい、迷惑をかけてしまうことがありました。
転職活動も同じでした。
休職中だから次を探さないといけないのではないか、と思う気持ちがありました。
でも、自分の場合は復帰することを前提に考えないと、安心して休めなかったです。
可能性を広げるつもりで考え始めても、実際には選択肢が増えるほど頭が重くなる感じがありました。
あえて言うなら、予定を詰め込みすぎなかったほうがよかった
特別にこれをやっておけばよかったと後悔したことは、ほとんど思いつきません。
ただ一つあるとすれば、そんなに長く休まないと思って、いろいろ予定を詰め込みすぎてしまったことです。
当時は、すぐ元気になり、復職できるような気がしていました。
だから、この休みのあいだにこれもやっておこう、あれもやっておこうと、少し先回りして考えていたところがありました。
でも実際は、そう簡単ではなかったです。
後から振り返ると、何かを詰め込むことより、気持ちに余裕を残しておくことのほうが大事だったのだと思います。
何もやっていなかったわけではなかった
休職中の自分は、何もしていなかったような気がしていました。
でも今こうして並べてみると、意外といろいろやっていました。
それを一つずつ勧めてくれたのは、妻でした。
やってみても続かないこともあったし、迷惑や嫌なおもいをさせてしまうことも多々ありました。
それでも、あの時期に支え、私のできることを増やしてくれ、生活をつなぐことができました。
半年もあれば復帰できる、という根拠のない自信が当時はありました。
でも実際には、そう簡単にはいかず、結果として診断名も変わることに。
自分に必要だったのは、正しい過ごし方を見つけることではなく、負担が少ないことを実行し、気持ちの余裕も残しておくことだったのかもしれません。
妻の支えや、コーヒーを淹れること、数行だけ日記を書くことのほうが、将来のことを考え続けるより、ずっと現実的に自分を支えてくれていました。
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休職の前後で感じたことは、こちらにも書いています。


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