IPOになかなか当選できないため、立会外分売を始めました。
当然リスクもありますが、1回で数千円程度の利益を出すことができます。
IPOと比べてしまうとリターンは低いですが、その分当選確率は高いです。
ということで、IPOに当選できない方や、ちょっとしたお小遣いが欲しい方のために紹介してみようと思います。
IPOの当選実績【2018~2024年】 【IPO】SBI証券で初値売りをする方法を紹介します目次
立会外分売とは
立会外分売(たちあいがいぶんばい)とは、取引時間外に株主が投資家に株を売却することです。
取引時間中にまとまった株数の株式を売り出してしまうと、株価は大きく値下がりする可能性があります。
しかし、取引開始前に決まった価格で売買を行ってしまえば、そのリスクを低減しながら株主を増やし、株の流動性も高めることができます。
これだけだと投資家には何のメリットもありませんが、売却される株は2~5%程度割引された価格で販売されます。
そのため、割引された価格よりも高く株を売ることができれば、投資家はその分の利益を得ることができます。
立会外分売のメリット
それでは、もう少し具体的にメリットを紹介します!
割引された価格で株を購入できる
立会外分売は、実施日の前日終値から割引されて販売されるのが一般的です。
基本的には、約2~5%ほど割引されるので、その分安く購入することができます。
また、分売日の始値で売ることで、ある程度の利益を期待できます。
もちろんリスクはあるので、後ほどご紹介します。
IPOよりも当選しやすい
IPO投資より人気度が低いようで、こちらの方が当選確率が高いです。
しかし、リターンは小さいので、コツコツ利益を増やしていく投資法になります。
買付手数料が不要
立会外分売による買付は、手数料がかかりません。
しかし、売却時には通常の手数料が発生するので、間違いのないように。
立会外分売のデメリット
もちろん立会外分売にはデメリットもあります。
紹介していきます!
大きくリターンは見込めない
立会外分売の割引率は、前日の終値から約3%程度。
しかし、分売当日の株価は約2%ほど下落する傾向があるため、期待できるリターンは、約1%ほどです。
IPOより損失のリスクあり
大きくリターンが見込めない割には、リスクもあります。
割引された価格よりも当日の株価が下がってしまえば、損失となります。
ただし、IPOと同様に大きく損をすることは少ないです。
立会外分売の具体的なやり方
立会外分売は、IPOと同じように申し込みを行い、当選した人だけが株を購入することができます。
申し込みは証券会社で行うことになりますが、抽選は取引時間外に行われます。
では、具体的にどのように申し込みをするのか、抽選はどのように行われるのかを確認していきたいと思います。
立会外分売の日程をチェックする
まずは、立会外分売の日程をチェックしましょう。
今回はサンプルとして、楽天証券の画像を使用しています。
分売実施予定日を見ると6/5〜6/7となっていますね。
ただ、立会外分売は、予定日の初日に行われることが多いです。
そのため、とりあえず初日だけをおさえておきましょう。
正式な日程は、分売実施日の前日に決定され、証券会社のページで確認できます。
ブログをチェックする
立会外分売が行われる企業を調査するのは大事です。
場合によっては、割引された株価より値下がりする可能性もありますからね。(分売割れ)
分売割れしにくい銘柄の特徴としては、「分売枚数が少ない」、「流動性が高いなど」、「優待の有無」など様々です。
しかし、自分で調査するのはなかなか難しい…。
そこで、私は以下のブログを参考にさせていただいています。
基本的に評価が低いものは見送る方向で考えます。
前日にブログと割引率を確認しておく
分売日の前日に割引率がどれぐらいになるのか証券会社で確認をすることができます。
また、先ほど紹介したブログに最終的な申し込みスタンスが掲載されるので、参考にさせていただいています。
前日の状況によっては、評価が変わることもあります。
最終判断は当日!
立会外分売の注文締切は、実施日の8時20分まで。(松井証券は8時30分まで)
そのため、前日までの調査を踏まえつつ、申込をするのかを決めます。
むしろ、当日の情報収集が一番大事かもしれません。
情報収集は以下の方法を実施しています。
ツイッターをチェックする
朝一にツイッターをチェックし、申込者がどれぐらいなのか確認をします。
ツイッターのキーワード検索機能で「立会外分売」と検索すると、つぶやきをチェックすることができるので、参考にさせていただいています。
そして、一番大事なのは、地合いを判断することです。
地合いで判断する
最終的なスタンスは、当日の地合いで決めます。
基本的にやることは、前日の海外市場のチェックすること。
私の場合は、楽天証券のアプリ、「iSPEED」でチェックをしています。
為替が円安に動いたり、ダウやナスダックが堅調であれば、ある程度のプラスリターンが見込めると思います。
逆に極端に円高が進んでいる場合などは要注意。
もっとも地合いが良ければ、ツイッターも盛り上がっているので、すぐに判断できると思います…。笑
銘柄の気配値をチェックする
株を注文するときに使用する板のことですが、8時から確認ができます。
こちらも楽天証券のアプリ、「iSPEED」でチェックが可能です。
この板を見ることで、どのくらいの売りと買いが入っているかが分かります。
ただ、8時20分の直前で動いたり、ちょうど朝の出勤のタイミングに重なります。
なので、あまりガッツリとした確認はしていません。
証券会社にログインして申し込みを行う
リターンが見込めそうなら、証券会社にログインし、申し込みを行いましょう!
繰り返しになりますが、当日の8時20分までに申し込みを行う必要があります。
立会外分売に当選したら?
立会外分売の抽選結果は8時50分頃に分かります。
例えば、楽天証券の場合、当選することができると以下のようにお知らせが表示されます。
立会外分売に当選することができたら、売却タイミングを判断します。
立会外分売に当選した株の売却タイミングは?
立会外分売の割引というメリットを活かすのであれば、始値で売却するのが良いと思います。
私も当選した場合は、基本的に「始値で売却する」というマイルールにしています。
だらだら持っていると売却タイミングを見失ってしまう可能性があるからです。
立会外分売の結果
参考までに立会外分売の実績を掲載しておきます。
つい最近当選したのは、「テラスカイ」の分売です。
1株1,393円で購入し、始値の1,419円で売却したので、+2,600円。
そこから売却時の手数料が113円かかっているので、最終リターンは、2,487円でした。
ちなみに今回当選できたのは、楽天証券。
立会外分売が当選しやすい証券会社は?
立会外分売は、IPOと同様に抽選になってしまうため、当選確率を上げることが大事です。
よくツイッターなどを巡回していて、当選報告が多いと感じるのは以下の3社。
IPO投資をしている方であれば、上記の口座を持っている方も多いと思います。
1つの証券会社だけ申し込むよりも、複数の証券会社で申し込む方が当選確率が上がるので、IPOのついでに挑戦してみるのも良いのではないでしょうか。
まとめ
立会外分売の申し込み方法をまとめてみました。
IPOに比べると、当日のスケジュールがタイトなので、慌ただしくなります。
しかし、ちょっと豪華なランチに行けるくらいの利益は狙えるので、挑戦してみるのも良いのではないでしょうか!
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