JTの株価の下落が止まりませんね…。
ここ5年のチャートを見ましたが、本日6/26が最低の数値。
ちなみに最高値は、約4,850円を記録しているので、ほぼ半額ですね…。
投資をしている方も心配になっているのではないでしょうか。
今回はそんな方に向けて、決算短信を分析したものを掲載してみます。
べっぺ
今後の投資のヒントになれば幸いです!
目次
日本たばこ産業の決算短信(2019.1~2019.3)
比較は前年同期(2018.1~3)
※3期から12期決算へ変更。
※単位は百万円
あくまで直近の数値を比較したものです。
JTの決算短信はコチラ
以下からは、手計算した数値を掲載していきます。
気を付けてはいますが、もしかすると、計算ミスもあるかもしれません。
べっぺ
あくまで参考程度に見てください!
自己資本比率
前年同期49.4% ⇒ 今期48.8% (0.6%減)
自己資本比率は、企業の安全性を図る一つの指標。
やや減少していますが、理由は、自社株買いによるものと思われます。
ROE(純資産利益率)
前年同期3% ⇒ 今期5% (2%増)
ROEは株主が投じた資本をいかに生かしているかを表しています。
そのため、株式投資家が重視する数値ですね。
前年同期より、2%増加しています!
粗利率
前年同期57.9% ⇒ 今期57.9% (横ばい)
連結経営成績
- 売上収益:‐1.9% (為替影響、医薬事業・加工食品事業での減収)
- 営業利益:+24.4%
- 為替一定調整後営業利益:+7.2%
キャッシュフロー
- 営業活動によるキャッシュフロー:+40,967
- 投資活動によるキャッシュフロー:‐18,171
- 財務活動によるキャッシュフロー:+50,898
自己株式取得
約1,800万株、約500億取得
(市場に流通する自社株の減少⇒1株当たりの利益増⇒株価上昇)
今期業績予想
- 財務ベース:売上収益‐0.7% 営業利益‐4.4% 減収減益
- 為替一定調整後営業利益予想:+2.4%
- 12月期配当金予想:150円⇒154円 増減率+2.7% 16年連続増配!
国内たばこ・海外たばこで7%の成長を見込んでいるものの、医薬事業では大幅な減益を予想。
財務ベースでは為替のネガティブな影響が継続する。
まとめ
収益は減少しているものの、自己資本比率は約50%と安定しています。
収益減少の理由として、医薬・食品事業が足を引っ張っていると思われます。
しかし、この2事業の収益は全体の10%ほどなので、あまり重要ではありません。
今後、紙巻きたばこ⇒加熱式たばこへ需要が移行していくと予想されます。
フィリップモリスは「iQOS」を発売し、すでに国内市場で3.5%のシェアを獲得。
JTも同様に「プルームテック」の販売を開始したが、完全に出遅れている状況。
現在は新型加熱式たばこ2種を6都道府県で販売。
どれだけ巻き返せるかが今後のポイントになるでしょう。
たばこ事業は海外が6割、国内が4割で、海外事業は安定してシェアを伸ばしています。
国内でも加熱式たばこへのシフトチェンジに成功すれば、安定した業績が見込めるでしょう。
皆さんもご存じの通り、最近の株価は下落していますが、配当予想は増えています。
自社株買いも完了しており、株主還元を重要視している会社です。
べっぺ
投資を継続するすべきかは自己判断だと思いますが、私は買い増しする方針です。
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