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自立支援医療をもっと早く申し込めばよかったと思ったこと

自立支援医療のことは、休職して間もないころから知っていました。

自分で詳しく調べたというより、家族が調べてくれたのがきっかけです。メンタルクリニックへの通院が続くなら、医療費の負担を軽くできる制度があるらしい。そこまでは早い段階で分かっていました。

それでも、すぐには申し込みませんでした。

理由は単純で、数カ月も休めば復職できると思っていたからです。

当時は、通院がこんなに長く続くとは思っていませんでした。今振り返ると、自立支援医療はもっと早く調べて、申し込んでおけばよかったと思っています。

※この記事は制度を網羅的に解説するものではなく、私自身が利用して感じたことを書いた体験記です。制度の対象や手続き、自己負担額などは状況や自治体によって異なるため、実際に利用する際は自治体や医療機関の案内をご確認ください。

すぐ復職できると思っていた

休職に入ったころ、自分の中には「少し休めば戻れるのではないか」という感覚がありました。

もちろん、体調はかなり崩れていました。それでも数カ月休めば少しずつ整って、また仕事に戻れるのではないかと思っていました。

だから、自立支援医療の存在を知っていても、どこかで後回しにしていました。

「数回の通院で済むなら、急いで申請しなくてもいいのではないか」

「役所へ行ったり書類を用意したりするのも、今はちょっと重い」

そんな気持ちもありました。

体調が悪いときは、普段なら大したことではない手続きでも、妙に大きな作業に見えることがあります。当時の自分にとっては、制度を使うことよりも、まず申請について考えること自体が負担でした。

通院費と薬代は、少しずつ積み重なった

通院が続くと、少しずつ負担感が出てきました。

診察代。薬代。通院にかかる時間や移動。必要に応じて作成してもらう書類の費用。

一つひとつは何とかなる金額でも、それが毎月のように続くと、やはり気になります。

特に休職中は、今後の収入や復職のことも考えていたため、普段ならそこまで気にしない出費まで意識するようになっていました。

なお、自立支援医療(精神通院医療)が軽減の対象とするのは、精神疾患の通院治療に関する保険診療などです。厚生労働省の案内では、入院医療や公的医療保険の対象外となる費用などは対象外とされています。診断書などの費用まで一律に軽減される制度ではありません。

制度概要:mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/…/index.html

*

制度を使うことへの抵抗もあった

自立支援医療を申し込むことに、少し抵抗がなかったわけではありません。

保険や公的な制度が絡むことへの漠然とした不安もありました。

「誰かに知られてしまうのではないか」

「何か記録が残って、あとで困ることがあるのではないか」

今思えば、かなり曖昧な不安です。でも当時は、その曖昧さだけでも申し込みを後回しにする理由になっていました。

病気のことをまだ十分に受け入れられていなかったことも、関係していたのだと思います。

制度を使うことは、自分が継続して通院を必要としている状態だと認めることのようにも感じていました。

実際に申し込んでみると、思っていたほど大変ではなかった

実際に申し込んでみると、想像していたほど大変ではありませんでした。

もちろん、必要な書類を確認したり、窓口で手続きをしたりする手間はあります。何もせずに終わるわけではありません。

それでも、自分が申し込む前に勝手に想像していたほど、重い作業ではありませんでした。

申請してから受給者証が届くまでには時間がかかりました。その間、申請時の控えが必要になる場面もありました。

私はその控えをなくしてしまい、少し困りました。

これは完全に自分の反省です。

こういう制度の書類は、受給者証が届くまでを含めて必要になることがあります。申請書の控えやコピーは、すぐ取り出せる場所にまとめておいたほうがよかったと思いました。

※申請方法や、受給者証が届くまでの扱いは自治体によって異なる場合があります。

申し込んでから、通院と薬代への負担感はかなり減った

自立支援医療を使うようになってから、通院と薬代に対する負担感は明らかに減りました。

厚生労働省によると、自立支援医療(精神通院医療)は、精神疾患のため継続的な通院治療が必要な人について、通院医療費の自己負担を軽減する制度です。対象となる医療では自己負担が原則1割となり、所得などに応じて月額の負担上限が設定される場合があります。

ただし、実際の適用範囲や上限額などはそれぞれの状況によって異なります。

自分の場合は、制度を使い始めてから「もっと早くやればよかった」と思いました。

それくらい、毎月の通院費や薬代に対する気持ちの重さが変わりました。

長く通院する可能性を、最初から考えていなかった

一番の反省は、通院が長引く可能性をあまり考えていなかったことです。

結果論ではあります。

休職した時点では、数カ月で復職できると思っていました。だから、治療や服薬が長く続くことを現実的に想像できていませんでした。

実際には、休職も通院も思っていたより長く続きました。

最初から「長期になる」と決めつける必要はなかったと思います。

でも、もし通院が長引いたらどうするかについては、もう少し早く考えておいてもよかった。

その意味で、自立支援医療は、体調がさらに悪くなってから調べるのではなく、継続的な通院が必要になりそうだと感じた時点で、一度制度の対象になるか確認しておけばよかったと思っています。

*

制度を使うことは、甘えではなかった

制度を使うことに、どこか抵抗があったのだと思います。

「自分はそこまでではないのではないか」

「すぐ仕事へ戻るつもりなのに、制度を使っていいのか」

そんな気持ちがありました。

でも今は、あまりそう考えていません。

通院を続けるために必要な制度を使う。薬を続けるために、費用の負担を減らす。

それは甘えというより、治療を続けるための現実的な準備だったのだと思います。

休職中は、ただでさえ考えることが増えます。

仕事のこと。家計のこと。体調のこと。復職のこと。

その中で、通院費や薬代への不安が少しでも減るなら、それは思っていた以上に大きなことでした。

もっと早く申し込めばよかった

今振り返ると、やはりもっと早く申し込めばよかったと思います。

自立支援医療の存在を知らなかったわけではありません。それでも、すぐ復職できると思っていたこと、申請を考えること自体が負担だったこと、制度を使うことへの抵抗があったことなどが重なって、後回しになりました。

実際に使ってみると、通院と薬代への負担感はかなり減りました。

そして、手続きも自分が想像していたほど大変ではありませんでした。

あのころの自分には、まだ長く休む覚悟も、病気として受け入れる準備も十分ではなかったのだと思います。

それでも、継続して通院することが見えていたなら、もう少し早く制度について具体的に確認してもよかった。

今はそう思っています。

これから同じように通院が続きそうな人がこの記事を読んでいるなら、「自分は対象になるのか」「どんな手続きが必要なのか」だけでも、早めに自治体や医療機関へ確認しておくのは一つの選択肢だと思います。

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